医療英語
世界に活躍の場所を求めるなら、英語は必須!
特に難解で習得が難しいとされている「医療英語」を、PT・OTそして学生の皆さんはどのように習得したら良いのでしょうか。
海外経験豊富な先輩がしっかりアドバイスしてくれます。
※過去、PT・OTコラム(会員限定)等に掲載されたコンテンツを再編集し、一般公開しています。
シリーズ 医療英語 第4回
【著者プロフィール】
長谷川 真人・理学療法士。2001年New York University修士課程合格。日本理学療法士免許取得後、渡米。2005年5月 Certified Therapeutic Recreation Specialist資格取得、のちにNew York州PT免許取得。2008年3月〜現在は東京大学医学部附属病院に理学療法士として勤務。
コミュニケーションとロールプレー
今回は、より実践的なSpeakingを中心とした医療英語習得方法を考えていきます。皆さんで、英語で外国人と話したことが無い方はきっといらっしゃらないと思います。その時を思い出してみると、全く話が通じ合えませんでしたか?恐らく、完璧な英語を話せなくとも、身振り、手振りで何かしら話が通じたのでは?
英語でのコミュニケーションの際は、言語だけではなく、目線、口調、ジェスチャー等の非言語的な意志伝達も大切になってきます。Speakingにおいては、単語、文法力の要素以外に、これらの非言語的な要素も含めたコミュニケーション能力が重要なのです。まして、医療英語では、対象が何らかの障害を持っている方なので、母国語でのコミュニケーションを取る際ですら難しい場合があり、より高い能力を求められるでしょう。
では医療英語でのコミュニケーション能力を高めるにはどうしたらよいでしょうか?個人的には、ひたすら英語を使ってコミュニケーションを取る機会を作ることだと思っています。これは日本ではなかなか出来ないので、友人、家族、同僚などと英語によるロールプレーを行う方法を推奨します。医療場面のある人物役になりきって、会話をしていきます。例えば、PTと患者さんになりきり、問診や治療の練習をします。
PT: “How is your back pain?” (腰痛はどうですか?)
Patient: “It still hurts” (まだ痛いね)
PT: “Oh, really? Has your pain got worse?”(そうですか、更に悪くなっていますか?)
Patient: “No, it's getting better” (いいや、良くはなってきているよ)
という具合に実際の場面になりきりながら、医療英会話の練習をしていきます。その際は、出来るだけはっきりとイントネーションをつけ、発音に気をつけると良いでしょう。会話の場面は、インターネットや映画から興味を引いたものを持ってきても良いと思います。このようにロールプレーを通して、より現実に近い状況で英語を使っていくことが大切かと考えられます。
日本人同士の拙い英語で、最初は恥ずかしいかもしれませんが、その気持ちを乗り越えて、言葉を伝えようとする姿勢を持つことが、医療英語習得の第一歩かもしれません。日々努力していきましょう。
<2009/07/14 PT・OTコラム「グローバルNAVI」に掲載>
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