海外リハビリ事情
「海外リハビリ事情」では、リハビリテーション(理学療法・作業療法)について海外の動向や、現在海外で活躍している理学療法士・作業療法士の方々へのインタビューなどを多数掲載しています。
海外のリハビリテーション情報が気になるPT・OTさん、ぜひチェックして下さい。
※過去、PT・OTコラム(会員限定)等に掲載されたコンテンツを再編集し、一般公開しています。
アメリカの理学療法教育 第2回
【著者プロフィール】
長谷川 真人・理学療法士。2001年New York University修士課程合格。日本理学療法士免許取得後、渡米。2005年5月 Certified Therapeutic Recreation Specialist資格取得、のちにNew York州PT免許取得。2008年3月〜現在は東京大学医学部附属病院に理学療法士として勤務。
第2回 アメリカの理学療法教育の発展
理学療法の始まりは、ヒポクラテスが提唱した運動療法といわれています。
一番古い教育課程として記録があるのが、1894年のイギリスでの理学療法団体が挙げられます。
(http://en.wikipedia.org/wiki/Physical_therapy)
アメリカで一番古い理学療法士(PT)養成機関は、1914年のオレゴンにあるReed Collegeといわれています。
第2次世界大戦やポリオの流行を経て、アメリカのPTは医療分野に欠かせない専門職となっていきました。
その後、多くが学士レベルでの教育を提供していましたが、1979年にAmerican Physical Therapist Association(APTA)が養成教育を学士から修士レベルに引き上げるという方針を発表し、各プログラムは修士課程へと変化していきました。
1990年代終わりまでは、PT養成教育は、学士と修士課程が混同していましたが、2002年より、全ての課程が修士レベル以上であることになりました。
一方でDoctor of Physical TherapyといわれるPT専門博士教育課程が1990年代初めより設立され、年々プログラム数が増加し、現在では、DPTプログラムがアメリカのPT養成教育の主流となっています。
一連の流れをみてみると、現在、アメリカのPTは、学士、修士、博士と様々な過程を卒業した人々が混在しています。
このような状況で、APTAでは、2020年までに全てのPTがDPT教育レベルを有していることを目標として、学士、修士のみを持つPTの為に短期間でDPTを取得できる移行プログラムも多く設立されています。
アメリカのPT養成教育は、日々発展しているといえるでしょう。
<2008/07/16 PT・OTコラム「グローバルNAVI」に掲載>
このページのTOPへおすすめの書籍
国試の達人
運動解剖生理学編
理学療法科学学会編
国試の達人 臨床医学 編
理学療法科学学会編
国試の達人 理学療法 編
理学療法科学学会編
国試の達人 作業療法 編
作業療法科学研究会 編
体幹機能の謎を探る
(第4版)
関西理学療法学会 編集
ザ歩行
理学療法科学学会 監修