ここにご紹介するのは、とても真面目な受験生からのお手紙です。
アイペックの書籍を購入したいと直接電話をかけてきたその受験生に、たまたま社長が対応した事から話が始まりました。

はじまりはお電話から

ある日のこと、アイペックの書籍を購入したいと直接電話をかけてきたその受験生に、たまたま社長が対応しました。
すでに何冊も参考書や問題集を持っているのに、なぜまた大量に書籍を買おうとしているのか。実直そうな青年が過去に3回も理学療法士国家試験に失敗していると聞き、胸が痛んだ社長は、真剣にアドバイスしました。

アイペックの本でも、他社の本でも構わない、とにかく自分に合っている本を一冊選んだら、それを試験まで徹底的にやりつづけなさい。それが合格の近道ですよ、と。

社長の言葉に多いに勇気づけられたその受験生は、それまでの大量に知識を詰め込もうとする自己流の勉強法を捨て、一冊の本を辞書のようにふくれるまでやりこんだとのこと。

さあ、その受験生はその後どうなったでしょう?
つづきは是非、本人からの手紙を読んでみて下さい。

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ある受験生の手紙~電話の後で~

社長さん

さっきはお電話をありがとうございました。
昨日学校の知り合いの先生に、アイペックの問題集がある事を聞き、今までこれらを買ってみようかなと一時的に心が揺れ動きました。そこで、これらの問題集の事を何度も問い合わせました。
しかし、社長さんの電話の一言で「君がこの夏から自分の好きな某書店の本に絞ってやっているのなら、この範囲を信じて、その本を来年の本番前まで繰り返し徹底的にやりなさい」と言ったのを聞き、改めて今年決めた勉強方法の方針はちっとも間違っていなかったんだなと感じ、とても安心しました。

長くなりますが今年の勉強方法に至った経過を書きます。

実は今、自分の周りには2通りの考えの人がいます。

1→ よけいな細かい所には手を出さずに、毎年ひんぱんに出る所だけをくり返しやりなさいという考えの人。
(これは故郷にいる僕の両親や、小さい頃から僕を応援してくれている故郷の人達など)
国試はとてもやさしく9割以上が合格するから。

2→ 学校から配られた分厚い参考書や資料の内容などは、端から端まですべて覚えなさいという考えの人。
(自分が卒業した専門学校の先生達)

それで自分はとても真面目なので昨年まで 2 の学校の先生の言う事を真正面から信じて、専門・共通の専門書、約30冊くらいをすべて覚えようとし、あちこち丸かじり式にやっていました。
ページ数で言えば、約17,500ページになります(この夏選んだ本の約17〜18倍分です)
その結果、いつも本番前になると気が動転し、テストに必要な所にはすべて手が届かず、そういうわけで3回分不合格でした。
また、その事をやっていたせいか、昨年はストレスがたまって心身症になり、昨年の7月半ばから10月ごろまで左足が痛くなり、一時的に杖を使って歩いていたことがありました。
次に、11月初めと12月始めの2回にわたり、ギックリ腰にもなりました。
またもう1つ加えると、昨年度までの7年間は勉強のためにいつも腰にゴムバンドを一日中つけていました。その事でいつも心身症が気になり、今年の年明けの学校で受けた全国模擬は参々でした。

それを機会に、今年の1月半ばからは勉強内容の見方を変え、勉強というよりも趣味のつもりでやるようになりました。そうすると去年あった心身症がぴたりと消え、また今年の3月から長い間まいていた腰のバンドも要らなくなりました。

こういったことを経て今の某書店の本の範囲に絞るやり方に至っているわけです。 もうひとつ、同シリーズの作業療法士のがありますが、前にも書いたように今自分はリハビリ分野を趣味のつもりで基本的に楽しくやっていますので、この本はあくまでも理学の勉強の合間の気分転換用として時々見ています。(毎日ではないが、気がむいたときにです)

それで、昨日から本を買い足そうとしていたことを冷静に考え直してみた結果、せっかく去年までにはない気持ちよい気分で勉強できる環境ですので、それを来年の本番前まで維持しますという結論になりました。
初夏から自分のやっている某書店の2冊の本の範囲は11月の今ごろやっと3周目に入りましたので、これからはアトランダムに出来、スピードもぐんと出ると思います。

本当に良い励ましをありがとうございました。これで自分の考えの方が正しいとなおさらハッキリしました。社長さんの考えも、さっきの 1 の自分の親のと同じでよかったです。 では、お元気で。

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ある受験生の手紙~国家試験の後で~

静岡は富士山が美しく、のどかな春景色です。
今日は合格のお知らせができて、社長さんの声を聞き、うれしかったです。合格したのは社長さんのアドバイスのおかげと心からお礼を申し上げます。

思えば昨年の11月は記念すべき日でした。専門学校の先生から会社の本をすすめられ、そのまま買ってまた参考書を増やす所でした。
電話で社長さんに自分が「国試の達人」を買う理由について色々と質問され、改めていろんな本に手を広げるのはよけいに不安をますだけだなと痛感しました。

今年の本番の試験場では、社長さんの会社の過去問を持ってきている人も大勢いましたが、自分はあの時の電話での話を思い出してたので、気持ちの動揺はなく、落ち着いて問題にとり組むことができました。その時、本当に社長さんがアドバイスしてくれてよかったと感じました。
その結果、学校からの解答速報では専門142点、共通76点で、218点とれました。

自分は努力するタイプですが、効果的な方法を考えるのが苦手なため、試験に点を取る事が下手です。学校の先生が「教科書をすみずみまでやれ」とか「過去問だけ丸暗記してもだめだ」とか、その他ハッパをかけるようなことを言うと、本当にそういう気がしてあれもこれもやらねばとがんばってしまいます。ところが分量が多いのでとても全部などやりきれません。

不思議だったのは自分は卒業後も学校の実地する業者の全国模試には、順位はいつも上から3分の1のところでした。1月にその成績で気を良くしていると、本番の3月には合格点(60%)に少し足りず、3回不合格でした。

模試も考えてみると点数は160点そこそこでした。順位は良くてもこれではだめなはずです。ただ、自分より下の順位である人たちはいったい3月の本番にどうして合格点をとれるのかなと思い、その疑問は今も解決していません。

とにかく、過去の自分の勉強法はいつもで続けてもうまくいくはずはないのに、もし社長さんの言葉がなかったら改める気は起こらなかったと思います。このことに1年前、2年前に気づいていたら効果的な勉強をして合格していたかもしれないと思ったりしますが、どっちにしてもやったことはむだににはならなかったと思います。これからの仕事の上に、きっと生かされて行くと信じています。

同封の写真は自分の努力の跡を父が写真に撮ったものです。父はおどろいたり感心したり呆れたりしています。 世の中にはこういう受験生もいることを、社長さんに知っていただきたくてお送りします。

人生の出会いというものがどんなに大切かしみじみと感じています。本当にありがとうございました。
静岡のお茶を召し上がって下さい。お元気で、さよなら。

(スペースの都合上、一部割愛しておりますが、文字使い等は原文のまま掲載致しました)

国家試験
一年前までメインに使っていたテキスト類

国家試験
今年これ一本に決めて取り組んだ本。関連事項の追加書き込み。

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PT・OTになりたい人には、再々チャレンジしてでも合格してもらいたい

効率よく勉強して合格できる人もいれば、コツコツ努力しても再チャレンジを余儀なくされる人。コツコツ努力派の方、迷いながら勉強していませんか?
社長よりシンプルですがアドバイスです。
1. 自分に合っている本を一冊選んだら、それを試験まで徹底的にやりつづける。
2. 業者模試(わが社ですね)の結果に振り回されないこと。
3. 本番ではあせらない。

リハドリルの合格体験談も参考にしてくださいね。

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