【著者プロフィール】寺嶋順子
ビジネス・コミュニケーション・インストラクター。藤沢薬品工業(現 アステラス)にてシステムエンジニアとして勤務の後 、国際科学博覧会(筑波博)博覧会協会リーダーコンパニオン、西武百貨店インフォメーション係チーフ、スイス菓子エーデルワイス社長秘書、アクティオ教育課長を経て1994年研修講師。

1.情報収集

面接の成功は事前の情報収集にかかっているところがあります。

①志望先の情報収集
・就職志望先のホームページ、新聞、雑誌、学校や先輩から、志望先の現在の状況、今後の方向性について調べ、自分なりにまとめる。

②志望先の面接情報の収集
・学校や先輩から情報を収集する。
・面接は何回か、個人面接か集団面接か、面接官は何人か、何を聞かれたか、部屋のレイアウトは等確認しておく。

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2.履歴書の確認

履歴書作成に手を抜くと面接にたどりつけません。

①捺印
・記入前に捺す(捺印で失敗することが多い。記入後に捺印すると、全部書き直すことになる)。
・真直ぐしっかり捺す。

②字-「丁寧に書いている」という印象が大切。
・黒インクのペン又はボールペンを使用する。
・楷書で書く。
・枠に合った大きさの字で書く。
・複数行あるときは、行頭を揃える
・誤字・脱字に注意する。
・間違ったら新しいものに書き直す(修正液、「=」で修正しない)。

③証明写真-履歴書で一番目立つのは証明写真。
・歪みのないように真直ぐ貼る。
・服装:スーツ。ネクタイは歪んでいないか。
・髪型:額を出す。
・表情:無理に笑顔を作るより、真面目な表情で正面を見るとよい。

④現住所
・都道府県から書き始める。
・番地は正確に書く(1丁目2番地3号)。
・アパート、マンション名を省略しない。

⑤免許・資格
・正式名称を書く。
・取得年月の確認が必要。

⑥志望動機-ポジティブな表現で簡潔にまとめる。
・なぜPT・OTになりたいのか。
・なぜこの病院、施設を選んだのか。
・どのようなPT・OTになりたいと思っているのか。
・「履歴書見本」を参考にしてもよいが、真似してそのまま書かない。

⑦その他記入欄
・「特になし」とは書かず、何か書く。

 以上のように、履歴書を完成させるのは簡単なことではありません。時間に余裕を持って作成に当たってください。完成したらコピーして手元に置いておきましょう。

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