海外からの留学生から見た日本の理学療法士国家試験の経験と対策
第一部 受験資格に関する申請と出願
私は理学療法学専攻の留学生として、日本の大学で理学療法学専門の学部課程を学んだ経験はありませんが、留学前に中国で4年間理学療法学専攻課程を受講し、2019年に中国の理学療法士資格を取得していました。自分も日本の理学療法士試験に合格できるかどうかを明確にするためにも、挑戦していきたいと思っていました。そのため、修士の段階で日本の理学療法学システムについて初歩的な認識を持ち、同時に自分の日本語能力を強化した後、2022年に自分が日本理学療法士国家試験を挑戦することに決まりました。
2021年7月から、外国人受験資格に関する情報の照会を開始しました。厚生労働省のホームページで外国人の日本理学療法学国家試験への参加要請や申請手順(図1)が明らかになったのは幸いです。
図1 外国人の理学療法士国家試験受験資格の認定について(申請手順)(厚生労働省より)
厚生労働省のホームページより、「外国の理学療法士学校養成施設を卒業し、外国において理学療法士に相当する免許を受けた者」は受験資格認証の基本的な要件(図2)に合致しています。もちろん、修業年数、履修期間、教育環境、外国理学療法士学校養成施設、同国の理学療法士の免許の有無、日本語能力にも具体的な要求があります。非常に便利なことに、厚生労働省のホームページでは非常に詳細な説明が行われており、要望の説明が非常に簡潔です。
(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000107687.html)
図2 外国人の理学療法士国家試験受験資格の認定について(基本的要件)(厚生労働省より)
中国の理学療法士養成校は履修期間や修業年数において日本の大学とあまり変わらないため、個人的には受験資格を持つことができるかどうかの区分は主に以下の2点に集中していると思います。
(1)日本語能力試験N1の認定を受けていること
(2)養成訓練課程が、世界理学療法士連盟の定めた基準に適応していること
在日留学生として、日本語能力試験N1の合格は非常に必要であり、日本語能力だけではなく、皆様の学部課程の大学が世界理学療法士連盟(以下WCPT)の認証に合格したかどうかはWCPTの公式サイトに行って確認と照会を行う必要があります。図3は、中国がWCPT認証を通過した大学の情報です。
国家試験の受験資格を持っていることが明らかになれば、厚生労働省の規定に従って、書類の申請を準備する必要があります。同時に特に注意しなければならないのは、毎年の資料提出は8月末までなので、時間内にすべての資料を提出することに特に注意してください。
9月から11月までの間に、厚生労働省は提出資料の詳細な評価と審査を行います。その間に資料の不足や内容が不確定な場合は、厚生労働省から電話やメールで連絡があります。要求に応じて証明資料を追加すれば大丈夫だと思います。
私は2021年12月2日に受験資格証明書を受け取りました。その後の受験申し込みの手順や提出された資料は、日本の大学生の皆さんと同じです。受験資格認証証明書やその他の応募資料を持って時間通りに受験を申請すればいいのです。
図3 WCPT認証した中国の大学