第二部 国家試験のための準備

 私は2019年に中国の理学療法士免許を取得しましたが、2017年に学部を卒業しているため、5、6年前の知識を再整理し復習する必要があります。そして日本の試験の重点内容は中国の試験とは多くの違いがあるため、多くの知識も学び直し、もう一度記憶を深める必要があります。また、正式な試験まで3か月しかないため、本来4年かかる勉強した知識や専門の内容を90日以内に整理し、効率的にまとめることは非常に難しいことでした。

 正直に言って、受験資格許可証明書を受け取ったとき、私はとても興奮して喜んで、それから深いパニックと無力感に感じました。あの時とても焦って困惑していました。日本の学部課程の学習歴が全くない私にとって、どのように復習するか、どの方向から出発するか、どのように短時間ですべての内容を学ぶかなどの問題は非常に困惑していたからです。

 そのため、受験資格許可証明書を受け取った後、私は直ぐに研究指導教員に報告させていただきました。同時に、日本国家試験に合格した中国人教師に、関連分野での経験を聞き、多くの収穫を得ました。そのため、私もご協力いただいた先生方に感謝しております。

 例えば、丸山先生から多くの復習資料が郵送されてきました。特に理学療法科学学会から出版された「国試の達人PT・OTシリーズ」の叢書は、手元に復習資料が何もない現状を一気に解決し、学習資料や書籍が手に入りました。小野田先生は私が以前の国家試験の問題を探すことを助けてくれました。これは私に日本の国家試験の範囲と重点内容を理解させて、まず復習と学習の方向を明確にしました。ホーミン(霍明先生)先生も私とオンラインで交流し、日本の国家試験と中国の国家試験の内容の違いを教えてくれました。これまで中国で十分に勉強していなかった知識点を明確にして、私もこれらの新しい知識点の勉強にもっと多くの時間を利用することを承知しました。

 大田原の先生方(久保先生、渡辺先生、韓先生)も模擬試験を受ける機会を与えてくれて、たくさんの励ましと支持を与えてくれて、そして先生たちが国家試験を受けた時の経験を教えてくれました。特に韓先生は、外国人受験生としての経験をたくさん共有してくれました。そして、理学療法科学学会と株式会社アイペックにも感謝したいです。理学療法科学学会の支援のおかげさまで、私も「リハドリル」を通じて以前の練習問題や専門知識の内容を学習し、復習することができました。

 指導教員、先生方、そして学会の助けを得て、私もすぐに3か月間の学習計画を制定して、毎日、毎週、毎月の学習目標と学習進度を明確にして、もっと良い計画学習を作って、勉強の範囲と重点を確認し、もっと効率的で、安心して試験の準備をさせていただきました。

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